(beta)
画面縮小は負荷や品質の面を考慮すると出来る限りは使いたくない
*素早いシーンでのビットレート不足によるノイズの緩和に1600*900という解像度もおすすめ。
tips:ソースの解像度より小さな解像度で出力する際、映像設定の“基本解像度”と“出力解像度”を後者の値で揃えると強引だがスケーリングを行なわせずに済む。
※縮小スケーリングが必ずしも品質低下に繋がる訳ではない。
本編
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1.エンコーダ
近年追加されたハードウェアエンコーダ。
ソフトウェアエンコードの方が画質が良いと言われているがcpuエンコードは詳細なプリセット調整無しでは、遅延の面など考慮するとライブ配信には不向き。
このエンコーダはRTXシリーズのビデオカードを使用していると画質最適化の恩恵が大きい。
2.レート制御
王道を征く “ CBR”
Constant Bit Rate
固定ビットレート方式。
特に配信では安定性は重要。
3.ビットレート
“ ~6000kbps ”(Twitchの場合)
ビットレートは画質に大きく影響を与える項目
しかしビットレートは配信サイト毎に上限が定められており、ある程度その内で抑えなければカクつきなどの品質低下に繋がる。
twitchではビットレートの上限が基本6000kbps、パートナーは8000kbpsとなっている。
解像度、フレームレート毎に推奨されているビットレートは以下のサイトが参考になる。
Choose live encoder settings, bitrates, and resolutions - YouTube Help
余談:テレビの砂嵐のように細かく予測も出来ないようなシーン・部分は描画に多くのビットを必要とする。ビット潰し、ビット泥棒とでも名付けよう。
もしVALORANTの配信を視聴したことがあるなら、SplitマップのAサイト奥側にある電子版に画面が寄った際、全体の画質が著しく低下する事に気付いた人もいるのではないだろうか。
4.プリセット
“ Quality” or ” LowLatencyQuality”
ビデオカードがつよつよでもMaxQualityでは配信の際エンコードが間に合わないようで、ビットレートと品質の効率が良い上記が最適。
配信サイトの低遅延配信設定を有効にしている場合qualityでは不安定になる場合もあるので注意。
5.最大Bフレーム
こまめに設定を変えない場合や、よく分からない場合は“2”で良い。というか殆どの場合2で良い
(“0”-“4”)
Bフレームはフレーム間予測の一つ。
前後のフレームを参照し、エンコード時に映像の中の部分的な情報を保持することでビットレートを節約できる。
これは、ビットレートの上限がある動画配信にとても有用だと思っている。特に上限が2000-3000kbpsなどのサービスでは品質保持に大きく貢献するだろう。
0では直接画面を見ている時と同じフレームの変化となる。増えるほどビットレートは節約できるが、素早い映像の場合は見ている側が見づらくなる場合もある。